冬眠のクマ、呼吸4分の1に=筋肉や骨の維持、医療応用も?米大学チーム観察

時事通信2月18日(金)11時35分[.] 

クロクマが冬眠する際、体温は通常の37?38度から30度程度にしか下がらないのに、呼吸による酸素消費量は4分の1に低下することが分かった。
米アラスカ大とスタンフォード大の研究チームが、アラスカ州で捕獲されたアメリカグマ5頭を人工の巣穴に入れ、体温や心拍数、筋肉の動きなどの測定装置を付けた上で、
冬眠する様子を赤外線カメラで観察。18日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 野生のクマは晩秋から翌春まで、飲食も大小便もせず冬眠する。呼吸が大幅に減れば、細胞のエネルギー生産や分裂増殖が妨げられ、筋肉や骨の量が減ると考えられるが、
クマは春になると2?3週間で代謝活動が元に戻り、障害はみられない。
この筋肉や骨を維持する遺伝子やたんぱく質の仕組みを解明すれば、骨粗しょう症や一部の筋萎縮症の予防に応用できる可能性があるという。

冬眠すれば老化は遅くなるのか・・
意外と動物の研究が医学の発展に資するところも多い。
300年生きる亀の秘密や、泥水の中で重傷を負っても死なない免疫の強い鰐なんかの研究ももっとやったほうがいいだろう。