(続き)
 それに対し、上田教授はこう語る。

 「そもそも再生医療は、やけどのケロイドを消すための技術として発表され、80年代半ばくらいか
ら研究をされてきています。その後、事故などのキズの修復、シワ取りなどの美容面にも応用され、
90年代からは一般的な医療技術としてイギリスなどではすでに数万人以上の人たちに施されてき
ています。日本ではまだまだなだけで、世界的には一般的に認識された技術なのです。

 しかし、日本ではいまだ、美容クリニックで個人個人の医師の責任においてのレベルの医療技術
でしかない。iPS細胞のような、まだまだ一般的になるまでに時間のかかりそうな技術より、もっと安
全で歴史のある技術があることを、もっと広く知ってほしいのです」