バイオ燃料の原料となるトウモロコシやサトウキビ、これらはそこら辺から
勝手に生えてきて自然にバイオ燃料になるわけでなないのです。計画的に「生産」されるものです。

 まず土地、原っぱに植えても大きくは育ちません。まず開墾しなくてはいけないのですが、
ある程度の規模がないと効率が悪いので、広大な土地が必要です。
人力でやれば問題ありませんが、広大な土地を人間の手だけで開墾するのはま
ず無理で重機を使うことになります。そこでまず大量の石油を消費します。
 次に開墾しただけでは栄養があまりなく。大きく育ちません。肥料をやります。
ところで、この肥料はどこから来るのでしょう?昔は人糞や家畜の糞などを
やっていましたが、広大な土地を賄いきれるだけの糞の供給システムはなく、
工場で大量のエネルギーを投入して化学肥料が作られます。またここで、大量の石油を消費します。
 次は水やりですが、雨だけで賄えたらいいのですが、そう都合よく必要な時に雨は降りません。
どこからか運んでこなければいけません。高低差だけで水を配水できればいいのですが、
広大な土地に万遍無く水やりをするためにはポンプ等を使用しますが、
そこでも石油を使います。また、配水管などを製品を作る時にも大量のエネルギーを消費します。
 次に害虫や雑草がでてくるので除草除虫をしなければいけないのですが、人の手
だけでは手間がかかりすぎるので除草剤や殺虫剤を使用します。これらを作るの
にも大量のエネルギーを使用します。

 やっと収穫ですが、収穫するのにも人の手だけではできません。やはり、機械を 頼ります。
ここでも石油をガンガンつかって刈り取っていきます。
 まだ終わりではありません。収穫したものを工場まで運びますが、運ぶにもトラック
を使うので石油を使います。
 そして原料からエタノールに加工するときにもエネルギーを投入します。
忘れてはいけないのが、生産にかかる機械、道具、工場を作るにも大量のエネルギーが必要です。
 結局石油を100投入してバイオ燃料を10得るようなものです。
バイオ燃料はCO2を増やさないなんていう幻想から皆さん覚めるべきです。