若くて健康な者は、死後のことなんか考えてもいないだろうが、中高年者や病気持ちの若者は自分の死のことをよく考えるし、
また死後の意識の有無について懐疑する場合が多いと思う。

簡単に死後は無だと言い切り、だらしなく死ぬことを考えていたのはモンテーニュだった。しかしパスカルはその在り方を『パ
ンセ』で厳しく非難している。パスカルは病弱で常に自分の死と対峙していたからだ。