物質も精神も物理法則によって規定されるが、
物質は精神がない場所にも存在可能であるのに対して
精神は物質のない場所には存在し得ない。
どちらが主でどちらが従の関係であるかは明らかであろう。

物質の生み出す一現象に過ぎない精神を
すべての物質の根本原理である物理法則と
同列に論じるのはあまりに無理のある話である。

単なる自然現象の一部にすぎない精神に何か特別な意味があると
思いたがるのは人間の思い上がりに過ぎない。
精神も人間の存在もまた、リンゴが木から落ちるのと同じように、
地球が太陽の周りを回るのと同じように、単なる物理法則に基づく
自然現象の一部に過ぎないのである。