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ブルームバーグ:歴史的ジンクス「超高層ビルの呪い」は07年に再現するか?

1908年にはニューヨークに47階建てのシンガー・ビルディングが完成し、ついで50階
建てのメトロポリタン生保ビルディングが完成した。この二つの、当時の超高層ビルは
1907年の金融危機が起こったために、JPモーガンの支援を完成の為に必要とした。
1929年にはウオール街40番地にクライスラー・ビルディングが完成し、アメリカ史上
最悪の金融危機が起こり、その後エンパイア・ステート・ビルディングが完成している。
1970年代、マンハッタンにはワールド・トレードセンター・ビルディングが完成し、シカゴ
にはシアーズ・タワー・ビルディングが完成した。アメリカ経済はスタグフレーションに
突入し、ブレトンズ・ウッズ体制が崩壊した。

最近では、アジア金融危機の中でオープンしたマレーシアのペトロナス・タワーが
思い出され、その後に完成した世界最高の台北101ビルのあとには台湾政治の
大混乱や汚職事件の発生による大規模デモの騒ぎがあった。

とにかくこうした経済や金融の歴史から見ると、超高層ビル、特に世界最高の
ビルというのは、余り縁起が良くない。

現在ドバイでは台北101を超える世界最高のビルが完成一歩手前である。インドでは
ニューデリーの近くのGurgaonに、2008年を目指して140階建ての超高層ビルが建築中
である。韓国にも国際ビジネスセンターの超高層ビルが完成するはずである。大規模な
超高層ビルの計画は、このほかオーストラリア、ロシア、ブラジルで進められている。

超高層ビルと金融危機が重なるのは偶然の一致かもしれないし、そうではないかも
しれない。後者の考え方をするアナリストは超高層ビルの建築というのは、その国の
富や技術や権力や野心を、そして何よりも自信過剰を表す尺度なのだという。
香港のドイツ銀行証券のアナリストのAndrew Lawrenceは「超高層ビルインデックス」
というのを作って投資家の参考に供している。

2007年が近づくにつれて、歴史的ジンクスである「超高層ビルの呪い」がそれらの
国の金融システムに起こるのか否かは注目に値する