「考えるだけ」でスイッチ切り替え、日立が実験成功

日立製作所は6日、暗算や暗唱などによって生じる脳内の血液量の変化を電圧信
号に変えることで、鉄道模型の電源スイッチの「オン」「オフ」を切り替える実
験に成功した、と発表した。

将来的には、「こうしたい」と考えた際の血流変化を電気信号に置き換える技術
の開発を目指しており、運動機能を失った難病患者が自立するための福祉機器開
発につながるものとして期待される。

暗算や暗唱などを行うと、活発に働き、血流が増加するのは、額の裏側付近に位
置する脳の「前頭前野」と呼ばれる部分。同製作所基礎研究所の研究チームは、
近赤外光を照射してこの血液量変化をとらえる装置「光トポグラフィ」で、暗算
などをした時の血液量の変化を把握し、これを電圧信号に変換することで、鉄道
模型の駆動、停止ができるかどうかに挑んだ。