そういうそれぞれは信頼性の高い単一部品がロボットという複雑なシス
テムを構成したときに、キチンと動作してくれるのか? っていうこと。

2025〜30年にアンドロイドを月に送り込んで月基地検査させるなら、す
くなくとも2020〜2025年にはそれと同様のことを地上で出来るレベルの
ロボットが開発されてないといけないのさ。それもただのアンドロイド
じゃない。製品試験アンドロイドとでも呼ぶべき、高性能なセンサーや
計測機器を多数備えた、ダッチワイフや家事ロボットとは比較にならな
いようなものだ。擬似地震テストで揺らされる屋内で住人の行動を再現
するとか、有人深海調査艇の試験として操縦や器具使用が柔軟にできる
アンドロイドだよ。
子供のお迎えはアンドロイドがやってくれるみたいな社会がきて、そう
いう地上での実績があってから、いよいよアンドロイドが宇宙へ! と
なるんじゃないのかい? 
月基地検査アンドロイドにミスや失敗は絶対に許されない。だって検査
用なんだから。ミスをするようなアンドロイドなら人間の代わりにはな
らないし、重大な見落としをしてしまうかもしれない。
一気圧用アンドロイドだから、ロケットで打ち上げたときに電源系が放
電して壊れちゃった。(←は民生品を宇宙で使う場合の一例)なんてい
いわけが通用するはずもなく。

そう考えると後10年や15年でそんなアンドロイドを開発しないといけな
いことになる。宇宙じゃなくて地上で使えるレベルのね。

そしてそれはどう考えても無茶だというわけ。中国とアメリカが新冷戦
おっぱじめてアンドロイド開発競争でもしてくれたら……いけるかもし
れないけどね。