理解ある広報担当を大学が用意してくれて、専属的に宣伝してもらえる
というのは、優秀な先生だけの特権。
基本的には研究している先生、あるいはその助手や配属されている学生
がやるしかない。そりゃ素案を作れば大学の広報課が清書ぐらいはして
くれるだろうが、小中学校に出向いたり、マスコミに科学番組作らせた
り、休日にイベントを催したり、新聞やテレビに出演したりするのは他
ならぬ研究者たちの仕事。

それに良い広報担当がいないからという理由で、これまでそういうアピ
ールをしなかったというのなら、それはただの怠慢でしかない。
黙ってりゃ大学が良い人材をあてがってくれるわけでもないんだから。

研究者というのは、研究に専念したいあまり、予算折衝すらやりたがら
ないことが多いが、それで自分たちに非はないというのは都合が良すぎ
る。日本の研究者は自分の分野の発展には熱心だが、科学全体の発展と
なると、それは自分の仕事じゃないというスタイルになる。教育や宣伝
に熱心なのは研究に行き詰ってる先生ぐらいのもんだ。

これからの改善策としてそういう研究に強い広報を用意するというのは
確かに有効な手段だろう。そしてそれは研究者たちが責任を持って要求
していくべきことだろう。