俺は、思い出しながら、車両のゆれに身を任せている。
あの時、俺はバイクに乗って、自宅への道を急いでいた。
あと2つ交差点を過ぎれば、自宅だ。 信号が変わり
俺はスロットルを全開にして通り過ぎた。そこに突然
白い塊が目の前に現れた。 危ないと思うまもなく、
俺は転倒した・・・。 記憶が飛んだのはその所為なのか。
 記憶があるのは、俺は駅の前にいるところからだ。 
そこには、かつて見たことも無い斬新なデザインと華麗なコス
チュームに身にまとった若い人々が何食わぬ顔で目の前を通り過ぎていく。
 俺は、なにやらたまらず、駅建物に入り、その中を見てやりたくなった。
改札らしいものもなにもなく、ただ階段を上がりさえすればよいらしい。
プラットフォームにつくと、なんか加齢臭のする車両がやってきた。
先頭車は牽引機関車のようだ。 だが窓がついており中を見ると
老人達が恐ろしい勢いで何かをまわしている。 そうかこれが・・・・

シニアモーターカー 

なのか。