>>802
重さが10の15乗g(10億トン)のブラックホールは、今まさに蒸発し消滅しようとしているところである。
その温度は1兆度にも達し、その最後は爆発のようで、高エネルギーのガンマ線を出す。現在のとこ
ろまだその証拠は見つかっていないが、将来ガンマ線源の一つとして発見されるかもしれない。

ではブラックホールの蒸発という現象は全て解明されたのであろうか。答えは、その最後の最後、
つまりブラックホールの重さが2*10のマイナス5乗g(0.00002g)以下になったときが現在でも
わかっていない。大きさにして10のマイナス33乗cm、重さにして2*10のマイナス5乗gまで小さ
くなったブラックホールの運命がよく分からないのだ。
この最後の最後を明らかにするには量子重力理論が必要となり、その研究が重力と他の三つの基本
的な力(電磁気力、弱い力、強い力)の統一理論(大統一理論)の研究にも繋がるのである