私たちの心の中は今、不安に満たされている。戦争やテロの続く世界情勢、
出口の見えない不景気・リストラの嵐、想像を絶する犯罪の数々、暴走する子供たち。
世の中を覆っている混迷と人の心は無縁ではありえない。仕事への不安、将来に対する不安、そしてなにより生きることへの不安。
「不安と共に生きよう」と言われても、人として、強く生きようとするには、現実はあまりに過酷だ。
21世紀は夢と希望に満ち足りた平和と繁栄の象徴のはずだった。それがこんな時代を迎えようとは。
人はどこに向かって歩もうとしているのだろうか。
何を寄る辺に、生きていこうとしているのか。孤独に歩むには、世界は哀しすぎる。