攻撃機搭載型潜水艦は、昭和17年に着想され、昭和19年末から20年にかけ竣工。
水上攻撃機2機〜3機を搭載する潜水空母ともいえる特異なもので、
アメリカ西海岸まで進出してパナマ運河を攻撃し、
アメリカ合衆国の大西洋艦隊の、太平洋への進出を遅らせる戦略目的を持っていた。
当時、潜水艦としては世界最大級を誇った、特潜と呼ばれる伊−400型と、
甲型改に設計変更を加えた甲型改2伊−13型の2型式がある。
完成を見た時すでに戦況が極限に悪化していて、当初の計画に使用される事なく、
アメリカ合衆国本土の森林火災を狙った、爆撃のみの戦果に終わった。

戦後十数年を経てから、搭載攻撃機のパイロットが、爆撃地を訪問したところ、
その勇猛さを称えられて、大歓迎されたことが、テレビでも報じられた。
時代が変われば、戦争に対する人々の見方も変わるというもの。
爆撃による死者がアメリカ合衆国側に出ていなかったことも、関係しているようだ。