近未来 ....
 オペレーターいらずの農業ロボット、漁業ロボット、建築ロボット、運送ロボット、調理
ロボット、警備ロボット、採掘ロボット…
 殆どの労働を代行してくれるロボットが、次々と開発されてきた。
 やがて無尽蔵なエネルギー源が発見され、さらにロボットの生産は加速した。 世の
中は物で溢れかえり、全ての物の価値はどんどん下がっていった。 財産などはもう、
何の意味も持たなくなってしまった。
 利益の代償としての労働は存在しなくなり、希望する一部の人間のみが、ロボット設
計やサービス業、一部の伝統的な製造業などを行なっている。 彼らは尊敬される対象
ではあるが、ただそれだけである。
 殆どの人々は目標を失い、ただ漠然と毎日を過ごしている。