>>205

 原子力エンジンでもジェットエンジンの開発なら知っているので、ここに記す。

 開始は1951年。

 初期の開発担当はP&W社とGE社。

 P&Wは兵器システム125Aと呼ばれた原子力爆撃機のエンジンを1953年ごろから
試作し、1957年に運転した。
 コードはJ91。幾つかのバージョンがあった。
 当初は加圧水型原子炉からの熱を間接的に利用する熱交換器が燃焼室の
代わりになった構造で、後に溶融塩を熱媒体とした方式となり、ケロシンを
燃料とした場合、199,620kgの出力を出した。

 GEは二台一組の構造を持つX-211エンジンシステムを1961年3月までに
ほぼ開発。
 これはエンジン内の半分の空気をジルコニウム水酸化物により反応が
減速された濃縮ウラン235を燃料とする原子炉炉心を通過させるものだった
という。
 酸化ベリリウム等のセラミックに包まれた原子炉燃料が試験され、片側半分の
出力だけで12,383kgの推力を達成した。

 ロケットエンジンの場合は知らないが、火星有人旅行計画用に開発された
ものがそうだったと聞いている。

 計画名はネルバ。エンジン自体は完成していたらしいがアポロ計画の終焉
と共に実用化が中止されたそうだ。