>>476
磁気は、距離の二乗に反比例して弱くなるので、傍に置いておかなければ問題ないため、
どこかの神社にでも、注連縄で囲って奉ってもらうことなどを、考えたりもしました。

ある日のこと、この龍を退治して自分のシモベにしてしまえば、
問題なくなるのではないのか、という直感的な考えが閃きました。
その日の夜、日本製RPGルナティックドーンに登場する幻の天上の武器、
レーバンテインを手にして、神龍と闘って退治する、RPG風の夢を見てから目覚めてみると、
隕石にまとわりついた神龍が、私に恭順の意を示して、懐いているのが見て取れました。
以後、この隕石と、白金色に輝く神龍から、異様な心理的なプレッシャーを感じなくなり、
脳に対する、隕石特有の磁気の外乱による思考・行動障害も、消え失せてしまいました。

隕石の発する磁気に、脳が慣れてしまった、と言えばそれまでなのかもしれませんが、
磁場の中で頭を動かすと、やはり誘導電流が脳内に生じているらしく、
思考が影響を受ける独特の感覚は、今でもしっかり残っているので、
磁気パワーが落ちたり、無くなってしまったわけではないようです。

一般の方が触れるのは、かなりの危険を伴うようなので、
現在は、安全性を考えて、隕石を幾つかに分割したうえで、
魔法の杖や、独鈷などの密教系の武器の法具の形に整形して、
厳重に磁気シールドを施した保管庫の中に納めてあります。
東洋の魔法使いを自称する私に相応しい、強力なパワーを秘めたアイテムです。