>>469
人間の脳に干渉する力を持った磁化した岩石は、
なにも落雷によって生まれるものだけではないようです。
鉄分を多く含んだ隕石(隕鉄)もまた、特殊な磁気を帯びていることがあるようです。

たとえば、古代ギリシャ世界の神託の地として有名だったデルフォイには、
アテネのアクロポリス、オリンピアと並ぶ、古代遺跡が存在しています。
この宗教施設で、巫女さん達が神託を授けていた当時は、
ギリシャ神話に登場する「オムパロス石」=大地の女神のお臍から吐き出されたとされる、
聖石が置かれていたのだそうです。
大地のお臍は、隕石クレーターを意味し、そこから吐き出された=掘り出された石とは、
隕石を意味していたと考えるのが、この場合は妥当なようです。
そして、巫女達による神託が可能だったということは、
隕鉄特有の磁気を帯びていたため、脳に外乱を与えられた結果として、
神懸り状態になって、霊的なインスピレーションを得る技術が、
紀元前530年当時すでに確立されていて、広く信仰を集めていたことが推測できます。

つまり、あながち迷信とは言えない、神託を得る技術が、西洋にも実在したことが伺えます。

臍の石という表現は、エジプトでも隕鉄を指す意味で使われているようなので、
ギリシャ世界に限らず、隕石の存在は知られていたようです。
シナイ半島に住むユダヤ人達の間では、
天上の金属から剣を作ることに成功した者は、不死身の力を帯びて敵を圧すると、
信じられていたようです。