>>435
豊かな潤いのある心の文化を求める、ヒーリングがブームになっていますが、
心の癒しを本格的に行うためには、潜在意識のメンテナンスを行う必要があります。

ところが、人間の深層心理は、見ることも触ることもできない、ブラックボックスです。
そのままでは、状態を確認することすら困難なので、
座禅や、磐座の強磁場を用いた、イメージングの技術が発見・考案されて、
前時代の精神文化=宗教 の修行=ヒーリング作業の中で、有効に活用されていたことを、
前回の考察で、ほぼ明らかにできたと思います。

しかし、深層心理の状態を、イメージングして確認する技術があったとしても、
触れなければ、ヒーリング目的の深層心理のメンテナンス作業は、実行が不可能です。
自分自身の深層心理に、どうやったら手を触れることができるのか。
そのようなヒーリングの技術を、昔の人々は持っていたのかと問われれば、イエスです。

神様という存在を、私は仮想上の象徴的人格と、便宜上科学的に定義しました。
判りやすい例として、ギリシャ・ローマ神話の世界の神々の特徴を観察してみましょう。
雷という自然現象を、シンボリックに擬人化したものが、雷神ゼウス。
海という物理的存在を、シンボリックに擬人化したものが、海神ポセイドン。
美という観念を、シンボリックに擬人化すると、美の女神アフロディーテとなり、
愛という心理を、シンボリックに擬人化すると、恋愛の神キューピッドとなります。
仮想上の象徴的な人格として、シンボリックに擬人化して表現しているわけです。

ここで出てきた、美の神や愛の神は、役にも立たない空想物にすぎないのかというと、
じつはそうではないことが判ってきつつあります。
これらのシンボルは、言葉というシンボル同様、深層心理と繋がる存在なのですから。