歩いてる姿はペンギンのようであった。硬い殻に覆われていたがそれはまるで花びらであった。
開く直前の朝顔。それを恐る恐るはがすと一枚一枚に指がついていた。力を抜くと
指の先についている花びらのような爪はまた戻ろうとゆっくりと閉じようとした。
研究員はそれらの爪を指から切断した。

足はカンガルーのようであった。

枝がまるでパイナップルのように突き出していたが、研究員が触るとそれらは閉じたり
開いたりした。ハリセンのようであった。研究員はそれらをむしりとってしまった。
するとその下から頭が出てきた。頭は時々からだから出てくるが研究員と目が合うと直ぐ引っ込んだ。
目玉も無く鼻も無い。のっぺらぼうだ。