以前に少し紹介しましたが、凝集系核科学に従事する研究者が
自ら筆をとって、書き留めた本がようやく出版される運びとなったようです。
一般向けの理工書のコーナーにおいてあると思います。

常温核融合−研究者たちの苦闘と成果
 水野忠彦 著  工学社
ttp://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/4-7775-1129-4

表紙は電解後のパラジウム表面をEDXで分析した結果になっており
種種の核反応生成物の存在を示唆しています。
15年間の研究成果と経緯を広い視点で記述していますが
直接、自分で見聞きしてきたことだけに説得力があります。

本分野における研究の進展に比較して、
これに関する書物の出版頻度は低いように思います。
日々、多くの新しいデータが示されてきており、
近年の動向を掴むには、新しい本が最も参考になります。
興味のある人は、現在最も新しい本を買ってみると良いかもしれません。

なお、本分野に於いて大変功績のある別な方も
近いうちに、本を出版すると聞いています。
英語の本でアメリカの出版社から出されるようです。
自分が実験して得られた結果のみをまとめた、
言わば、学術書の形にまとめられています。