イデアは到達不可能でなければならないにも関わらず、
疑似イデアには到達方法が存在する。

疑似イデアはバイオパワー気圧帯の発生理由でもあり、
存続理由でもあり、発生結果でもあり維持後の事象でもある。

疑似イデアは到達可能ではあるが、イデアのシミュラークラみたいな、
イデアを元型にもったインスタンスのようなものなので、
気圧帯内部の人間は、疑似イデアに到達不可能であることを望む。
到達不可能を望みつつ、到達を夢見ることを願い止まない。

気圧帯内部で疑似イデアを体現するような者は排除される。
気圧帯外部で疑似イデアを体現するような者は、
気圧帯世界観を助長する要因として敬われる。


自己が繰り広げる「世界」の「登場人物」となる、
自己から与えられた「存在権」とでも呼べる認識についての考えを含まないと、
気圧帯内部のリアリティは把握しにくいかもしれない。