研究者 映画表現に異例の指摘

この映画は、3年前に全世界で700億円の興行収入があった大ヒット映画の続編の
「天使と悪魔」です。スイスに実在する世界最大の素粒子の研究拠点が登場し、
ここで作られる自然界には存在しない「反物質」が、わずか1グラムで原子爆弾と
同じ破壊力を持つと描かれています。この映画をめぐり、スイスの研究拠点でも
研究をしている東京大学の早野龍五教授は18日に記者会見を開き、原作が発表
されてからこれまでに「反物質は爆弾になるのか」などといった不安を抱く問い合わせが
相次いでいることを明らかにしました。そのうえで「映画は、反物質の一種、反水素の
製造に成功した私たちの実際の研究に基づいている一方で、原子爆弾に相当する
兵器を作ることができるとまったくのうそが描かれている。事実とうその境目がわかりにくく、
市民に誤解や不安を与える可能性がある」と指摘しました。
http://www.nhk.or.jp/news/t10014839021000.html#