余震「M5以上は10%未満」の気象庁予測、大はずれ

 26日午前零時13分にマグニチュード(M)5・5の地震が発生した後、気
象庁は「午前2時からの24時間にM5・0以上の余震が起きる確率は10%未
満」と発表していたが、午前7時13分にはM6・2の地震が発生してしまった。

 同庁の西出則武・地震津波監視課長は「過去の地震の実績などから、経験則で
判断してしまった」と話す。今回の地震の震源より約30キロ北では、1962
年にM6・5の地震が発生し、3人の死者が出たが、この時は本震の後に本震よ
り規模の小さい余震が続く「本震―余震タイプ」だった。

 ところが、今回は本震の後に本震より規模の大きい余震が来る「前震―本震タ
イプ」となった。こうしたタイプの地震としては、1949年12月に栃木県で
起きた「今市地震」などの例がある。

 今回は、午前零時13分のM5・5の地震の後、午前4時台までM3―4程度
の余震が1時間あたり十数回発生していたが、午前5時台は7回に減り、減少し
続けるかと思われた。

 午前零―5時の余震の震源域は、午前零時13分に起きたM5・5の地震の震
源の南北5キロに散らばっていたが、午前5―7時の余震の震源域はM5・5の
震源より北側に集中。余震が少なくなった南側で午前7時13分、もっと大きな
M6・2の地震が起きた。(読売新聞)