もし風呂やトイレやSEXの最中に地震が来たら
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03/09/12 05:32ID:h0Sgyx1j「きゃぁっ!地震よ!!」
突然、部屋の中が激しく揺れ出した。まるで空間が歪むかのようだった。
真理の上に覆い被さるような体勢だったぼくは、そのまま真理をかばうようにしてじっとしていた。
「怖い…」
真理は今まで見せたことの無いような不安に満ちた表情でぼくを見つめていた。
真理の細い小さな体が、小刻みに震えていた。
「大丈夫だ。すぐにおさまる」
ぼくはそういって真理を抱きしめた。とにかく真理を安心させなければ。しかし次の瞬間…。
「ぐあっ!」
少し大きなコンクリート片がぼくの背中に落ちてきた。そこから激痛が全身を伝わる。
もしまた破片がふってきたら…そしてそれがもっと大きいものだったら…。
ぼくはこの時はじめて死を覚悟した。
しかし、永遠に続くかと思われた地震も、ようやくおさまりかけてきた。
そしてしばらくすると、どうやら地震は止まったようだった。
「透、大丈夫…?」
真理が心配そうにぼくに声をかけてきた。
「多分…真理は?」
「うんうん、私は大丈夫よ」
ぼくが真理の上からどこうとした瞬間…。
「っ…!」
激痛がぼくを襲った。これでは動けない。まさか背骨でも折れたのだろうか…。
しかし、そのままの姿勢で数分じっとしていると、次第に体の自由がきくようになってきた。
良かった。それほど大事には至ってないらしい。
ぼくはゆっくりと体を起こし、床に足をつけ、亀裂の入った壁に手をやりながら、ようやく立ち上がった。
ぼくが立ち上がると、真理もすぐに立ち上がった。
そして2人で、部屋のカーテンをざっと開けた。
ぼくたちの前の前に広がっていたのは…まさに地獄絵図そのものだった。
ぼくは真理を抱き寄せた。真理の顔は真っ青になっていた。ぼくの顔もきっと同じようになっていただろう。
「透…」
ぼくたちはそのままの姿勢で、飽きることなく窓の外をいつまでも眺めていた…。
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