銀行の不良債権処理は企業向けが前進したものの、病院や旅館向けは遅れている。
病院は常に患者を抱えているだけに、単純な廃業や厳しいリストラが
難しい場合もあり、金融機関も二の足を踏んでいる。

新ファンドは、初年度十数件の買取りを計画。
早ければ三ヶ月、遅くとも5年以内にその病院の再建にめどをつけ、
買い取ったときうよりも高値での債権売却を狙う。
ファンドは年15%の利回りを見込む。

医療と金融の双方に通じる専門家が病院に対し、医療制度の特殊性を
踏まえながら、医師の給与下げや過剰な設備投資停止などを指導する。

厚生労働省は来年の医療制度改革で、保険給付や医療提供体制の
効率化を目指している。病院の経営環境は一層厳しくなる事が
予想され、大手銀行などにとっては病院再生ノウハウの蓄積が
同分野での収益強化に向けて重要性を増しそうだ。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050521AT2Y2000920052005.html