此花の魅力、世界に 大阪市で初民間が観光協設立

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140622/20140622039.html

 「此花区から世界へ!世界から日本へ」をテーマに掲げ、此花区の民間3団体で作る「此花区観光協会@大阪」が7月1日、産声を上げる。
区単位、民間による観光協会設立は、いずれも大阪市内では初めてで、会員からは商都らしく「もうけなあかんで」の声。今後の取り組みに注目が集まる。

 これまで連動性がなかった同区の観光イベントや情報発信を一本化し、同区を「エンターテイメントのまち」とし世界へ発信しようと、
大阪府小売酒販組合此花支部(約20店加盟)、同区商店会連盟(9商店会、約320店加盟)、此花飲食業協同組合(122店加盟)を中核団体として設立した。

 同連盟の大西勝重会長(72)は「将来像を同じベクトルを向いて考えるためのアイテム。一つの大きな民意として意思を発信できる」と協会設立の意義を話し、地域活性化に期待を寄せる。

 協会は今後、同区を「ゲート(西九条)」「エンターテイメント(同区西部)」など7エリアに分け、一つのテーマパークとしたまちづくりを推進。エリアの特長を生かした事業を展開する。

 また、同区にユニバーサルスタジオジャパンが位置し、夢洲がカジノを含めた統合型リゾートの候補地になるなどの要因を背景とした外国人観光客増加を見越し、国外への情報発信力強化に注力する。

 手始めに、国内でエンターテインメントや日本の観光学研究に携わる外国人7人を観光大使に任命。人脈や経歴を生かし、フェイスブックなどで同区、大阪のリアルな情報を発信してもらう。

 非会費制で「予算0からのスタート」を切る同協会にあって、今後の大きな課題が運営基盤の確立だ。公共性を担保しつつ、集客性・話題性の高い事業を展開して、いかに構成団体へ利益の還元を図るかが鍵となる。

 協会設立の発案者で設立準備室の吉田将義さん(38)は「みなさん“もうけ″を口にするが、根底には地元貢献への高い意識がある。行政や他区との連携も視野に入れ、区民が一層愛着や誇りを持てる此花区にしていきたい」と力を込めていた。