「ええ、わかってます。わかってますとも。私はそれほどに、価値のない人間なのですわ」

>>774
ハンガリーのお話、楽しく拝見させていただきます。あと、キレのいい文章も。
あのように歯にキヌを着せない文章って、日本人には多く誤解を招きますね。デモ、ソレガステキ!
バルトークの音楽って、予想以上に民族の根が深いんだ…ますますハンガリーに興味が湧きます。
お金をためて来年の今ごろはブダペストだ!

バルトークが自国に於いて、必ずしも理解されていないと言うのはわかる気がします。
例えば京都に住む人間が、実は二十歳過ぎても、金閣寺にも平等院にも行った事がないと言うような…
あれ?少し違うかな…それじゃあ、東京に住む人間が東京タワーに登ったことがないとか??
どんどんずれてる気が…

それにしても、彼の信仰心と言うのはどんなもんだったのでしょう。
おそらくバルトークは、一般的な「キリスト教信者」ではなかったと思います。
コダーイはミサ曲を書いたけど、バルトークは決して宗教音楽を書こうとしなかった、ということも含めて。
そういう意味で言ったら、どちらかというと背信的な要素が、彼の音楽にはあります。
もしバルトークに信仰というものがあるのだとしたら、それは彼自身の内側から来るものではない。
彼の愛する故郷に根づいている、信仰心の美しさをこそ、彼は信じたんじゃないかと思います。
3番を作曲しながらバルトークは、遠い異郷の大都会で、そうした素朴な感情を懐かしく思い出したのかもしれませんね。