「お願いだから、もうこれっきりにして頂戴、お願いだから…ていうかいつのまにかみんなsageてるじゃない!!」

>>760
待ちに待ったピアノ協奏曲2番の解説、勉強になるなぁ…でもこれ読んだあとに125を読むとおかしいです。なるほど、だから変奏なのですね。

ところで賛否両論の3番について。
どうしてこれが一部のバルトークファンに人気がないのかと言うと、一言、力んでないところでしょう。
バルトークの多くの音楽の特徴は、ピリッと一本筋の通った緊張感ですが、この曲にはそれがない。
でも、それら緊張感を持つ曲を書くには、相当の体力が必要だと思うのです。
晩年のバルトークにはそんなもの残っていなかった。
病によって着実に削り取られてゆく創作力、ニューヨークの喧騒と不遇、おそらく書きかけのまま残されるであろう二つの協奏曲。
そのさなかにあって、バルトークが以前にもまして、音楽に癒しと救いを求めたことは想像に難くありません。

そんな背景を抜きにして、この曲自体がどのような魅力をもつかを語ることが重要だと思うのですが、今の僕にはなんともいえません。
ただ、生と死の狭間に幽かに流れる旋律を、一楽章の冒頭でピアノに歌わせたバルトークは、確かに「ある境地」に至ったんだと言うことはできます。

この演奏のベストは、以前誰かの書き込みにもありましたが、やはりアンダでしょう。
1、2番は技巧不足というよりも、あまりに思い入れが強すぎてくどい感じ。
3番はアンダのロマンチックな感性を充分に発揮した演奏です。
これを聴くだけで僕は、絶対にバルトークはその生涯、どんな不遇に会おうと幸福だったんだ、と言い張ることができるのです。