議論がまた活発になってきそうな予感。おじさんは嬉しい。
いま、一番人気のあるヴィオリン協奏曲に関しては、>>125が簡潔にして見事な解説をしてくれている。わたしは一番好きなSQ第4番について書いてみるね。
御存知アーチ形式の5楽章だけど第3楽章が中心になった完璧なアーチ形式

第1楽章 アレグロ ソナタ形式(と本人は書いている) 
第一主題はメロディラインらしきものがなく、動機が積み重なってどんどん変化しながら早く、力強くなってくる。一方第二主題は第一主題の鏡像的なイメージなので、楽章の中で対称形ができている

  第2楽章 短めのプレスティッシモ 
  全楽章第一主題の動機を引き継いでさらに緊張感を高めると同時に何やら暗い
  世界に引き込んでいき中心部の第3楽章へ準備

    第3楽章 御存知夜の音楽
    完璧に構築されたバルトークの世界としかいいようがない。
    単なる自然描写でなく、旋法(ハンガリー風?)も和声も含む。
    緊張感のピークで他楽器のトレモロの上でヴァイオリンが化鳥のように叫ぶ
    このタイミングは時計で測ったわけじゃないけど、たぶん黄金分割比だとおもう

  第4楽章 短いアレグレット 
  第2楽章の主題の変奏をピツィカートのみで演奏。

第5楽章 アレグロ、第一楽章の第一主題を今度はロンド形式で、しかし、いつの間にか
第2主題に移行しているのが手品師バルトークの腕。さらに章の後半には第一〜第三楽章の回想になっていて曲全体の締めくくりになっている。

ちなみに1,5楽章は開始、終了ともC,2,4楽章はeで統一されてる。対称性に対してのこだわりが尋常でない。