「シモン」はなんといっても81年のスカラ来日公演が強烈な印象だった。
ストレーレルの演出もそうだし、アバドの指揮もあの込み入った筋の作品
をなかなかよく纏め上げていたので感心した。録音でいえば、スカラとの
CD(歌手の何人かは東京公演と同じ)はもちろんだけど、最近リリース
されたウィーン国立歌劇場ライヴ(84年?)のほうがアバドの指揮そのものは
いいかもしれない。スカラとのものより彫りの深い演奏だと思う。ただし
歌手は弱い。