ただいま!トスカニーニ
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0728名無しの笛の踊り
NGNGスポーツTV観戦にたとえると、トスカニーニはサッカー、サーバタ、セラフィン、
カラヤンは野球だと思う。 サッカーは,ずっと画面に眼をこらして見ていないと
いけなので非常に疲れる。プレイの緊張感の連続だ。プレイ中はトイレにも行きに
くいし、冷蔵庫を開けて缶ビールをとり出すのもやりにくい。 その点、野球は長時
間見ていても疲れない。プレイとプレイの間に、間があるし息抜きもできる。だから
本当の勝負所で見ているほうも集中できる。
劇場での体験というのは、サッカーよりも野球観戦に近いと感じる。聴衆が多数存在
している劇場では、ある瞬間(表現の高まったところ)に聴衆の集中力を高めて
注意を引きつけるためには、「遊び」の個所がないといけない。 その点、トスカニーニ
にはそういう個所は希薄であり、全てがテンションの高い状態のままドラマが移行
する。
芸術的にどうこうとかいうことを全く別の話とすれば、トスカニーニの録音を聴くと、
劇場で流れる時間の経過とは別の、異質なものを感じる。繰り返すけれど、芸術家
の優劣とこの問題とは全く別の話だ。 ただ、やはり「劇場的」なのはサーバタ、
カラヤン達のほうだと思う。
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