確かにこの全集ではまともな音程のボーイソプラノの曲の方が少ないようにさえ感じた。
あとブレスが続かないケースもままある。

楽器で調子はずれなのも結構あると思ったが、好きな曲なのでよく覚えているのが
31番。英語のバッハのカンタータのHPによれば、この曲の演奏は違うピッチで
いくつかに分類でき、アーノンクールのは一番バッハが想定していた最も高いピッチで
演奏しているのだが、そのためか冒頭曲など最初から金管も弦も非常に苦しそうで
調子が外れたりして痛々しい(曲自体は「天が笑う!」とメチャ明るいだけになおさらだ)。
でもヘタウマ的な魅力があって、きれいに整ったBCJよりもよく聴いていたりする。

ヘタッピーといえばブリリアントのロイシンクも「拙速」とさんざんなようだが、
「毎週毎週、短期間の練習でカンタータを演奏せざるを得なかったバッハの実態に
一番近いのではないか」とバッハMLで妙な評価をされていたりした。