女史はドイツのオルデンブルグで生まれアルト歌手でデビューし、1925年にドラマティ
ック・ソプラノとしてマンハイム歌劇場と契約し、そこでフルトヴェングラーと出会い
ました。以後1930年から40年までデュッセルドルフ歌劇場専属中にワーグナー歌手とし
て評価されるようになりました。次いでハンブルグ歌劇場のほか、バルセロナ、ウィー
ン、ロンドン、アムステルダム、ブリュッセルで成功しました。中でも1942年スカラ座
でフラグスタートよりも5年も先んじてマックス・ローレンツを相手役にイゾルデをヴィ
クトル・デ・サバタのシ気で歌いました。1947年にはメトロポリタンに招かれイゾルデ
宅を演じ、ヘレン・トラウベルと競い合う上演となりました。1956年に現役を引退し後
進の指導に専念しました。