本物のワーグナー指揮者を何かというなら、昔の指揮者は劇場でコレぺティトゥア(練習ピアニスト)とか助手を振り出しに地方の劇場の指揮者から失敗を重ねながら大劇場の音楽監督になった
フルトヴェングラーもクナもそういう叩き上げの連中なんだね
カラヤンなんかスター指揮者に見えるけど若い頃はウルムのしょぼいオペラハウスで自分で楽譜を小編成に直したりしながらレパートリーを身に着けていった
カルロス・クライバーでも下積みの若い頃はオペレッタとか振らされてた
今はコンクールで優勝して一気に脚光を浴びる指揮者が多いからそういう下積みをやらない
シンフォニーならオケだけ相手すればいいからそれでも通用するがオペラは歌に加えて芝居もあるから経験だけが物を言う
どんなに指揮者に才能があっても歌いそこねた歌手をフォローする時頼りになるのは場数だけなんだね
レナード・スラトキンがいつだったかメトで大失敗して叩かれたけどあんな巨匠でも実地の経験が少ないと大恥かくのがオペラなんだよ