255 : セルスレッド6 ◆k/Pt4j/z1o (ワッチョイ b3f3-o5ys)
2016/10/27(木) 23:44:50.43 ID:g7gy8uGn0

クレンペラー/POの復活を聴きながら書き込みしている。バイエルン放送交響楽団
盤も有名。バイエルン放送交響楽団盤はくるみパンで有名な店の2階で土曜日
の一番に聴いたのが忘れられない。
本がなぜか発見された。時代小説の愉しみ 隆慶一郎
回峰行 元亀二年(一五七一)の織田信長による比叡山焼討ちの時期の回峰行者を
主人公にした話を書きたくて、京都へいった。幸い、三人の大阿闍梨にお目に
かかることが出来た。赤山禅院の叡南覚照大阿闍梨、明王堂の内海俊照大阿闍梨、
二千日回峰の行満に近づいていられた酒井大阿闍梨のお三方である。
 叡山の回峰行については、NHKの特集などもあり、今更くだくだしい説明は
不用だと思う。中略。人間業ではない。阿闍梨が人間ではない一種の生き物と
いわれるゆえんである。最後の百日の行は他人のための行だというが、この
修行は初めから無償の行為なのだ。
行満ちても、寺を貰うわけでも役職につけるわけでもない。ただただ生き身の
不動明王を己の眼で観たい、そしてそれと一体になりたいという願いしかない
のである。当世にない純粋無比の修行といえようか。
だがまさにそのためであろう。三人の大阿闍梨はいかにもすがすがしく、その
所作すべて決断に満ちていた。すべての動作に迷いがないのである。男の
素晴らしさを、私は久しぶりに見た。
最後の日、私は酒井師について、雨の中を赤山禅院から百万遍まで歩いた。
路傍にうずくまり合掌する信者に、酒井師は一人一人数珠の加持を与えられる
のだが、その数はこの二キロに足りぬ道程でなんと二百二十人余りを数えた。
泣いている人もいる。それだけの人間を雨の中にうずくまらせ、泣かせる魅力を
持つ男が、今の世に何人いるかと、しみじみと思った。

クレンペラー指揮バイエルン放送交響楽団マーラー交響曲第2番「復活」。
HS-2088。今、聴いている。歯が砕けており、くるみパンでなくてぶどうパン。
この前、数年ぶりに行ってチャイコフスキーの交響曲第4番の新譜を聴いた。
さすがにSACDプレーヤーは入っている様子だった。数年前は入っていなかった。