アラウは50ぐらいの頃ショパンエチュードを録音していて、当時としては世界最高レベルのの速さだった、
バックハウスも50代でエチュード録音しているが、ポリーニに近いスピード。
二人とも、20世紀前半を代表するヴィルトゥオーゾだ。

ところがアラウは、ベートーヴェンを弾く時は遅めのテンポで弾く。バックハウスは中庸を得ている。
ベートーヴェン弾きは、ケンプも遅い。ゼルキンやブレンデルも中庸だ。
作曲家本人はテンポについて特に求めていなかったはず。ベートーヴェンは演奏家に委ねる姿勢を持っていた。