モツはベトの即興演奏を聴いて隣室にいた友人たちのもとに黙って近づき、次のように言った。

「彼に注目したまえ。いつの日か彼は、語るに足るものを世界に与えるだろう」

ベトが聞いたら狂喜していただろうな。
それにしても、ベトに来るべき音楽の可能性を感知したモツの感性の鋭さに驚かされるわ。