まず一点。和声二元論 harmonic dualism は主義であって、理論じゃあない。
もう一点。和声二元論は長短調が対等であるという主張であって、逆じゃない。

和声一元論こそが和声の源は長調であって、短調はそれに従属するものという考え方。
長調でドミナントなり導音なりを定義したから、
それに合わない短調が自然・和声的・旋律的なんて三段活用をすることになった。

もし逆にフリギア下降こそが和声の源だと考えていたら、
Dbこそが第一義的な導音で、Bb-Db-Fの短三和音が正格終止の地位を得ただろうね。
イオニアを導音化すると、C-Db-E-F-G-A-B-Cになって
Db-Eが歌いにくいwから、C-Db-Eb-F-G-A-B-Cってことになる。
それがもうひとつの架空の和声一元論。