今回のギルバートのマラ5では音の弱い部分というか、耳を澄まさせる部分、夜の音楽といったらいいのか
そういう箇所が魅力に乏しくて不満が残った。典型は2楽章のVcパートソロがモゴモゴ語ってVaがソッと寄り添ってくるあたりの音楽など。
派手に盛り上げる部分はすごかったが、マーラーの音楽のもう半面はざっくり無視されていたように思う。

「音、沈黙と測りあえるほどに」という感覚はまるで持ち合わせない指揮者ということはよく分かった。