馬上少年過ぐ 司馬遼太郎 伊達 政宗について。生まれ変わりは勝ったので
来日せざるえないらしい。来るかよくわからない。私のせいで金持ちすぎて
たかられて大変で恨まれた。
有名すぎるがよく読んでほしい。
南奥羽の山々ほど神霊にみちたところはない。たとえば月山を主峰とする
湯殿山の峰々谷々には羽黒修験道の行者たちが住んでいる。中略。
古来、高名な半僧半俗の行者がすんだ。
そのなかに万海上人という人物がいた。というが政宗以前のいつごろの
人物かはわからない。中略。その万海のうまれかわりが、政宗であるという。
このいかにもこの当時の奥羽の山国らしい説話は政宗のこどものころから
流布され、家中や領民の一部ではつよく信じられていた。
「馬上少年過ぐ
世平らかにして白髪多し
残躯天の赦すところ
楽しまざるをこれ如何せん」