どちらも美点は持っているけど、世界最高レベルで語れるピアニストじゃないよ。

フジコは音楽に対する執念が実って、今一生で一番の旬の時期を迎えている。今聴くに値するピアニスト。

辻井君は盲目のピアニストというだけでなく、恵まれた手と平衡感覚のおかげで日本一流のテクニックを持っている。
音色に対する鋭敏で繊細な感覚は、一生の宝だ。その先、何を目指すのか真剣に考えるべき時期に来ている。
世界一流の評価をもらうには、かなりの時間がかかるだろう。