鐘が鳴る 鳩が飛び立つ
広場を埋めた群衆の叫びが聞こえる
歌を 歌をください

陽が落ちる 油泥の渚
翼をなくした海鳥のうめきが聞こえる
空を 空をください

歩み寄る 手に手に花を
歳月こえて壁ごしに「歓喜の歌」が聞こえる
夢を 夢をください

こだまして 木々が倒れる
追われて消えた野の人の悲しい笛が聞こえる
森を 森をください

時代が話しかけている
世界が問いかけている
見えている 聞こえている 感じている
だけど なにもできないこの部屋で
膝を抱いてひとりうずくまっているいらだち
教えてくださいなにができるか
光っている道を心ひらいて歩いていきたい
なにができるか教えてください