>>250
バイロイトのvnの配置の件,当然知らなかった。
しかしオケの配置の件は,歴史的に様々な試行錯誤があったことは知っている。
例えばストコフスキーが実験的に管楽器を前面に置いたという話とか,クナッパーツブッシュのミュンヘン・フィル:ワーグナー録音はコントラバスが右端前に,そしてvcが中央左より前に配置されていたり。vnの両翼配置はしばしば行われている。

ベームのブル4のホルン配置の件,問題視して何か価値があるだろうか。
おそらくベームは,デッカ録音陣の指示に従って配置を認めただけだと思う。
デッカ録音陣から「こう配置したい」と提案があったんじゃないか。
ベームが「それがいいのならそれでやる」といった具合に反応したんじゃないか。
ベームはそもそもカラヤンのような録音方法に拘りを持っていなかった。基本的に舞台の人だった。
ホルンがオンマイクでとられている件,受け止めは複雑になる。
人間の耳は音を選択して受け止める力があり,演奏会場では小さい音でもしっかり聞き取ることができる。
しかしマイクは音を選択して拾う事ができないので,物理的に小さな音は小さいまま記録される。
それをスピーカーから聞いたとき,記憶していたよりもあまりに小さくて「これじゃないよ」と言うことになるんじゃないか。
で,マルチマイク録音の登場と言うことになったんじゃないかな。
で,ベームのブル4,ホルンをマルチマイクで録ったのは,方法として過ちではないように思う。
VPOの魅力的なホルンの音色を,会場で聞く印象に近づけるためには,ある程度のデフォルメは必要なんじゃないかな。