アラウ いいよね。
若い頃は、遅いテンポと、パッセージの変わり目の息継ぎの長さが気になったけど、
今聴くと、程よいテンポで、解りやすい解釈だと感じる。

自分も、あのぐらいなら弾けそうなので、弾く意欲も湧いて来る。
ただ、あの充実した響きと安定確実なテクニックは、真似出来ない。
80歳前後のライブでも、自分のペースを乱さず、ミスタッチも非常に少ない演奏は驚異的だ。

1953年、50歳の時のショパンエチュードが残っているけど、今の第一線のピアニストに勝るとも劣らないテクニックだ。
作品10-1を、1分47秒の指定通りのテンポで粒をそろえて難なく弾いたのは、アラウだけ。どんな名手も1分50秒以上かかっている。