山下はセゴビアと並んだというよりは、それまでのギター界の隙間を埋めた感じがする。
それまであんな人いなかったでしょ。

そのセゴビアもまたそれまでのギター界のない部分を埋めた人じゃないかな。
メカ的には稚拙だけど、独自の歌いまわしで、奏者が解釈だと言ってしまえば解釈なんだよという
芸術の弱点を突いた上手い売り出し方だった。そして注目されるとその意味ありげな話術で風格と立ち位置を
確固たるものとし、ギター界で初の「巨匠」と呼ばれるようになった。