コンセルトヘボウであってもあの人数で「田園」をやると
なにか腑に落ちない。
パーヴォあたりのはっきりしたアプローチとは異なる中途半端な印象。

大編成の「悲愴」にこそこの名門オケの美質が生きる。
第3楽章からアタッカで突入した終楽章はかなり早めのテンポ。
曲が曲だけにやりようによっては芝居がかってしまうが
余計なことをしない分曲の構造が明らかになる。
終わってのしばしの静寂もよかった。

せっかくやってくれたアンコールだが、もう少し選曲にセンスが
求められる。
そもそも「悲愴」にアンコールはいらないが。

だが、さすがに先日同じ会場で聴いたロンドン響より上質な響き、
それはしっかりと確認出来た。