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去年3月22日のライプチヒのシャイーも一般参賀だった。ただその時は観客が半分ぐらい入りだったのが
今日は空席はあったが、そこそこ埋まっていた。
前半はピアノとオケがきれいに演奏していたが、面白味がなかった。4日前のサントリーホールでの都響の
演奏会のピアニストは個性的で我が道を行くというポリシーで演奏をしていたからオケともズレることも
あった。ピアノも持ち込みでかなり古いタイプらしかった。演奏が終わってこんなのありなのと思ってしまった。
今日の世界一流の奏者の演奏を聴いて逆にそんな演奏もありかもしれないという気になってしまった。
後半は指揮者がスローなテンポで曲の美しさを強調する演奏だった。演奏が終わった観客の反応から一般参賀は
あるだろうと予想したらその通りになった。けっこうたくさんの客が残っていた。
これから書くことはお前だけだろうと言われそうだが、書いてみよう。今日のロンドン響のブルックナー7番なら
6月にサントリーホールでやったノット指揮東響のブルックナー7番の方が個人的にはよかったと思った。
個々の奏者のレベルなら文句なくロンドン響なんだろうけど、ノット東響の方がオケが1つにまとまっていて音に
説得力があった。曲全体を通しても東響の方がうねりやメリハリがあったように思えてならなかった。
あと今日の演奏会でええって思ったことが2つ。1つ目は前の人たちが書いていることで、ブルックナー7番の最後、
ハイティンクのタクトが完全に下りていないのに拍手やブラボーが起こった。それでもハイティンクはタクトを
下ろさずにしていた。でも観客は拍手やブラボーをやめないものだから、仕方なくタクトを下ろした。このホールでは
そういうことが日常茶飯事で余韻など味わう必要はないとなっているのだろうなあ。
2つ目は客席から舞台近くに行き、指揮に花束を渡していた人がいた。今日の雰囲気的にはそれが取り立て問題になるような
ことではなく逆に客の支持を得てるのかというふうにも見えたが、そんなことがなんのためらいもなく出来てしまうことに
逆に驚きを覚えてしまった。そんなことができるコンサートホールは日本でここぐらいなのではないのかと思えた。