シューマン箱のv協の感想
アマゾンからのパクリ

この箱は凄いね。歌はシュライアーだし!!


本当に驚いた。こんなにも素晴らしい、胸が締め付けられるようなシューマンのヴァイオリン協奏曲の演奏は聴いたことがない。

この曲を知らない方にはお勧めしない。よく知っている方だけが聴いてくれればと思う。過剰なまでに深い感情移入。オケも独奏も自由自在のテンポ変更。どういう練習をしたの、と聞きたくなるような息の合った、強弱、緩急のデフォルメ。

普通の合わせではこんな演奏あり得ないのでは。時にはぶちぶちに音楽が寸断されてしまうような、一音一音大切に弾きまくる音楽展開。

コンサートマスターとしてバロックをさらりと弾き流す老練シュネーベルガーも、一人ではこんな演奏がしたかったのねと思わせる才気煥発の名演。

精神が崩壊しつつあるシューマンの悲しく美しい音楽を、ここまで生々しく表現した演奏はかつて聴いたことがない。シューマンが夢の中で聴いたという天使の主題を展開した第2楽章。

これを聴いていると、後世の演奏を禁じたというという未亡人クララの、最愛の夫を亡くした苦しい胸の内が少しながら分かる気がする。この名演に出会えたことに心から感謝したい。