>>40
>ブルックナーの第4交響曲にユーホニュームが使われてるとは初耳だ。 スコアに存在しない音が聞こえるとは…

演奏家が楽譜に手を入れて楽譜にない楽器を加えるのはよくあること。
例えばクナはブル5の終楽章にブラスの別働隊を活躍させたとか。
ストコフスキーはおしなべて楽譜をいじっていた。
しかしベームのブル4のユーホニュームは自分の勘違い。
これはチューバかホルンか?なんせ、楽譜がないので確認できなかった。
いずれにせよベームの演奏の特徴は変わらない。
それ以外のところでも実はベーム特有の演奏がある。
例えば第2楽章の冒頭、弦楽器が7つの音符を刻むが,ベームは6番目と7番目の音符にヴィヴラートをつけている。
カラヤンもクレンペラーもここは率直に刻んでいるが,ベームだけはここにヴィヴラートをつけることによって
このパッセージに瞑想的な叙情性を与えている。
その他にも例を挙げればきりがないが、これらベーム独自の演奏によって、
ブル4がくっきりとした隈取りと豊かな叙情性との絶妙のバランスをとった名演になっている。

で、よく門馬直美さんの名前が出てくるが、このベームVPOブル4が出たときは、村田武雄さんも「この人の指揮でブルックナーを聴いてみたいと思った」と書いていた。
だからベームを支持していたのは大町陽一郎さんと門馬直美さんだけじゃない。
大木正興さんもそうだった。