きのう行った2つのコンサートについて

オーケストラ・ルゼル(第15回演奏会)指揮:佐々木 新平  オルガン:千田 寧子
13:30 すみだトリフォニーホール
@ サン=サーンス:「サムソンとデリラ」よりバッカナール
A ラヴェル:ラ・ヴァルス
B サン=サーンス:オルガン付

大学オケ出身者で2004年結成、男女半々、30代位が中心で90人ほどが出演。パンフにトラ記載なし。
@Aとも終盤に畳み掛けて大団円を作るが、序盤中盤まで揃わず今ひとつの演奏。Bも調子が出る
まで時間がかかる傾向。しかし大過はなく、処々むきになる面もあるが、熱演に満員の客も満足。
全体としてはこの客入りと選曲に助けられた気がして、もう少し練習を積めれば‥の印象。開演前
控えめにバッハ他を聴かせたが、その表現とは一変、大きく強く響くオルガンも良かった。1000円。

チェンバー・フィルハーモニック東京(第16回演奏会)指揮:木村 康人 ギター:橋爪 晋平 メゾソプラノ:堀 万里絵
19:00 川口リリア 音楽ホール
@ ロッシーニ:《セビリャの理髪師》序曲(ベーレンライター版)
A ロドリーゴ:アランフェス協奏曲 (ショット版) 
B モーツァルト:《フィガロの結婚》序曲(ベーレンライター版)
C ファリャ:《恋は魔術師》(2001年チェスター版)

沿革等は不詳だが、創立から数年程度らしい。男2女1、40数人の出演で若い人が多い。Aが白眉だ。
あの第2楽章などソロもオケも1音1音打ちつけるような演奏で、その土臭さ人間臭さ、濃厚の極みだ。
Cも土俗的な味わいに満ち、生き生きとした佳演。@は常套的な表現だが十分聴かせる。メンバーは
音大出身者中心でプロも在籍というが、なるほどと首肯できる技術で客を乗せ、自らも高揚させるのが
伝わり、予定通りのアンコール(3曲)にも身が入った。Bのみ散漫、雑に感じたのは残念。また特徴
という“ピリオド・アプローチ”だが、今回は両翼配置でも演奏はその性格が弱めだった。運営面では、
アンケート協力者にQUOカード進呈、公演パンフ有料(300円)というのがユニーク。入りは6分、無料。